2011年6月30日木曜日

暑さに弱い。。。


「暑さに弱い」・・・苦手というわけではなく、大好きです!!!
暑くなるにつれてなんでもできます。これが体内脂肪8%の強みです。しかし、脂肪を絞るだけでは足りません。暑さに強い体を作るには、適度な運動、ちゃんとした食事、まめな水分&塩分接収。やせ我慢は禁物です。

あさって、土曜日はツール・ド・おフランスがスタートします。おフランスはイタリアと比べて北側にありますが7月はやはり暑いです。昨年、コンタドールやアームストロングは2度にわたって罰則を受けました。暑さのためにバスからなかなか下りなくて、サインに遅刻したからです。長いステージになりますと、16本のボトルが必要となります(計8リッター)。アシストの選手たちは大変です。チーム全員の水筒を運ばなければなりません。でもこれも楽しい光景ですね。
みなさん、ツールを見ていますか。
J-Sportsまで!!!

2011年6月28日火曜日

チャンピオンの季節


やっと夏が近づいてきています。一年で一番好きな季節です。
そしてツール・ド・おフランスまで4日間!またまた睡眠不足の季節がやってきました。7月いっぱいは灼熱のおフランスから目が離せません。
ところで、先週末世界各地でまた別の戦いが行われました。ナショナルチャンピオンを決めるレースです。
自転車の世界の人気イベントの一つとして「ナショナルチャンピオン」があります。同じ国籍のチクリスタたちを戦わせ、numero uno (ナンバーワン)となった人は一年間ナショナルジャージを着る権利があります。イタリアの場合は緑、白、赤のトリコローレ。普通のジャージと比べてひとまず目立ちます。ワンデーレースですので、スプリンターやクラシックに強い選手は絶対的に有利です。さらに男子プロだけでなく、女子、アンダー23、タイムトライアルなど、様々な種目があります。
このレースはイタリアでは1885年にスタートし、現在、世界各地で行われています。男子プロの場合、今年は2年連続ジョヴァンニ・ヴィスコンティが優勝(通算3回)。過去にチポッリーニ、ベッティーニ、ポッツァートも優勝経験。
10月はまた国家同士で争う世界選手権がありますので、今度は世界ナンバーワンの証であるアルカンシエール(伊語:maglia iridata)のために戦います。
さてさて、今年のチャンピオンたちは誰でしょう。
一部を紹介します。
【ヨーロッパ編】
ベルギー: Philippe Gilbert
デンマーク: Nicki Sorensen
おフランス: Sylvain Chavanel
ドイツ: Robert Wagner
イタリア: Giovanni Visconti
ルッセンブルグ: Frank Schleck
ノルウエー: Alexander Kristoff
ロシア:Pavel Brutt
スロヴァキア: Peter Sagan
スペイン: Jose Joaquin Rojas
スイス:Fabian Cancellara

【アジア編】
イラン: Abbas Saeidi Tanha
ウズベキスタン: Sergey Lagutin
ジャパン:Fumiyuki Beppu
シンガポール: Tim Wilkins
タイ: Seree Ruangsiri

さて、ツール・ド・おフランスに備え、早く寝よう(笑)

2011年6月24日金曜日

やっと夏です!

寒い時期でのトレーニング、暑い時期でのトレーニング。気温は極端に低いか、極端に高い時は、なぜかわかりませんが人間は本能的に動きたがらないようです。。。
しかし、私は暑い時も寒い時も関係なく自転車に乗っています。

寒い時はひんやりした空気を楽しみ、暑い時はコンビニのおいしいジェラートを求めてひたすら漕いでいます(笑)
夏にスポーツをする人たちは暑さに強いと言われています。しかし脱水症状や熱射病に無縁というわけではありません。気をつけないと私も救急車に乗せられて病院に直行します!
夏は失われてゆく水分と塩分の補給は大事です。この時は石垣島にある塩屋で買った「アスリートソルト」という商品は大活躍します。携帯しやすいし内部から体が潤うような気がします。たぶん体に合っています。持っていない時は塩飴、または梅干しを探します。そして、しっかり食べることも非常に大事です。食べないと夏バテの原因になります。
やはり夏は無理は禁物ですね。

さて、明日はイタリア、シチリア島でイタリアチャンピオンが決まります。天気は晴れ!最高気温31度!暑い!熱い!あつ〜い!!!

石垣島のアスリートソルトではないですが、似たような商品を見つけました。石垣島へ言った時はぜひ塩屋を訪れてください。




2011年6月22日水曜日

FUKUSHIMAへ行ってきました。

実は日曜日、福島県郡山市まで走ってきました。
人生初の福島です。地震がなければ福島県はどこにあるか、こんな簡単なことさえ知りませんでした。
行ってよかったです。とても美しい場所で驚きました。長野県蓼科へ行って以来の美しい景色でした(原発を受け入れるための補助金でずいぶん潤っていたと思いますが)。

しかし、地震の爪あと、原発事故の中での生活と不評被害の現状も見ました。
まずは東方面の全地域は道路標識からさっぱりきれいに消えています。
道路のひび割れもあちらこちら(自転車ならもろに振動を受ける)。
子どもの姿が見えません。1時間1micro/Sの中での生活では外で遊ばせません。
そして農業は成り立たない現状。生計を立てることが本当に大変です。

東京から自転車でわずか7時間でいけるなんて、これも驚きです(7時半出発、15時半到着)。
「原発さえなければ」と人々は言いますが、もう遅すぎるのです。原発推進の政権を支えた人々の責任と、政治に関心がない、投票へ行かない人々の責任でもあります。「知らなかった」は通用しないからです。
これからの脱原発政策をどうなるか、興味があります。その前に被災に遭った方々の生計をどう支えるか、大きな課題です。
政治家たちは喧嘩してどうするの?これから生まれてくる子どものたちために、まだ喧嘩を続きますか。

また行きます、福島へ!

2011年6月21日火曜日

暑い、熱い、あつ〜い!イタリア


シチリアで熱いsettimana tricoloreが始まりました。日曜日までイタリアの自転車競技の各カテゴリーのチャンピオンが決まるレースが行われます。女性、男性、プロ、アマチュア、ジュニア、パラレル。。。文字通り「トリコロール週間」。自転車三昧の一週間です。
各レースに勝った人はtricolore(国旗色のジャージ)を着ることが許されます。毎日違う種類のレ−スが行われますので、グランツールに強い人よりも瞬発的な力を発揮できる選手が有利です。有力選手の中で、クネゴ、ニバリ、そして昨年のチャンピオン、ヴィスコンティが出る予定です。
ジロ・ディタリアの開催中にも書きましたように、シチリアはロード人口が少なく、レースもほとんど行われませんので、開催地はシチリアが選ばれるかどうか、ぎりぎりまでわかりませんでした。イタリア自転車競技連盟は現地の行政と衝突しだいぶ悩んだようです。
結局、ヴィスコンティとニバリの働きでなんとか重い腰をあげたシチリアの官僚たち。日本と同じようにイタリアの行政もあまり働きたがらないですね(笑)。
レースが終わったら、グラニータを食べて体を冷やしましょう♪

最近の開催地↓
2008年ベルガモ(ロンバルでいア州)
2009年イモラ(エミリア・ロマーニャ州)
2010年コネリアーノ(ヴェネト州)
2011年カタニア(シチリア州)

追う者、追われる者


クネゴ!悔しかった!!!
ジロ・ディ・スヴィッツェラ(ツール・ド・スイス)が昨日で終わりました。最後までドキドキハラハラの展開になりました。ずっと1位だったクネゴがなんと!最後のステージで4秒差でライパイマーに負けてしまいました。結果として2位に転落し念願の総合優勝を逃してしまいました!悔しかったでしょうね。追われる立場はやはりつらい。

スポーツの世界は最後の結果はすべてですが、チクリズモの世界は別物だと思います。1位だけでなく2位、3位のになったチクリスタの決闘を讃えることが多いからです。つまり、結果だけでなく、闘志、態度、大胆さ、事故のすべて、一つのステージとその人のキャリアを作ってゆきます。
なぜマルコ・パンターニ、エディ・メルクス、ベッティーニとチポッリーニがいまだに人に愛され、語られているか。強さ、大胆さと派手さのバランスはちょうどよかったからです。
この点では、コンタードルとバッソをはじめ、新しいチャンピオンたちは少し地味ですね(笑)

2011年6月18日土曜日

meglio tardi che mai...

イタリアのことわざです。
遅くてもやらないよりまし!
この動画のことです↓



今年も2ヶ月かかりました(笑)

2011年6月16日木曜日

日本は雨ですが、ヨーロッパは暑い夏の真っ最中


レースが終わりますと、しばらくの間は妙な興奮が続きます。レース中に脳内麻薬の一つ、ドパミンが大量発生するからかな?確かにスポーツは麻薬のようなもので、風、雨、汗と関係なく、体を動かす感覚は快感そのものですね。いい結果につながれば、なおさら。
日曜日で富士ヒルクライムが終わりました。来月は東京ヒルクライム大会奥多摩ステージがあり、8月は耐久レース、9月は新たなヒルクライム大会を予定しています。10月は富士チャレンジ200。。。毎月に一度レースがあります。

ヨーロッパにもチクリスタにまつわる話がたくさんあります。
大好きなキャヴェンディッシュは、なんと!来年移籍することになりました。SKY TEAMに行きます!このままなら、イタリア車に乗るはずです。嬉しい。キャヴェンディッシュはイタリア好きで英語よりイタリア語が上手(笑)。さらにイタリアの名スクーター、ランブレッタも好きで、本当にイタリアバカです(笑)。
ジロ・ディ・スヴィッツェラではランプレのダミアノ・クネゴの総合優勝は濃厚になりました。2位のソレル選手も怪我でリタイヤしました。しかし、今日のステージはかなりきつく本格的なヒルクライムステージ。うまく行けば、久しぶりの総合優勝です。

フランスからは笑えるニュース。
コンタドールは練習中に警察に止められたようです。トンネル内にライトが着いてなかったからです。ヨーロッパでは、トンネル内のライトは義務ですのでお忘れなく。

2011年6月14日火曜日

第8回富士ヒルクライム2011、レポート!

早いものですが、ビデオを投稿!



結果は、1時間13分54秒でした。いい結果で目を疑いました。
ビバ、レース!

2011年6月12日日曜日

自己ベスト更新♪


今日は「mt.富士ヒルクライム」に参加しました。このレースはとても人気で毎年5000人以上参加します。ルートは単純。富士山スバルラインをひたすら登る一本道のレースです。
仕事の重圧と、レース自体に参加できないと思っていたので、練習がぜんぜん足りなかったのです。それでも自己ベストを更新できました。75分台を切ることができました(74分台ですが。。。)。やった!ちょっと嬉しい。
昨年と同様にまたまた股に激痛が走りました。座り方が悪いか、サドル自体が悪いか、改善すべき課題がたくさんあります。

実は体重が重いのでヒルクライムは得意種目ではありません。でもわかっていてもやはり挑みたい。得意ことばかりをやってしまうと、人間は怠惰してしまうからかな?
みなさん、ばんばん新しい分野に挑戦しましょう!!!きっと新しい発見があります。
参加なさった方、会えた方、会えなかった方もお疲れさまでした。

2011年6月11日土曜日

行ってきます!


諦めていた富士ヒルクライムですが、参加でます!仕事でがんばったかいがあります!!!
富士山、待ってろ!!!(笑)

2011年6月9日木曜日

ぜひとも出たいレース

これです!(6分以降を見てください)



「グランフォンド・ドロミーティ」です!
イタリアではアマチュアの間でグランフォンドが大人気のレースです。トレンティーノ州で行われる「グランフォンド・ドロミーティ」では1万人が参加します。イタリア人だけでなく、隣国から参加してくるチクリスタたちも多いです。今年は7月10日開催。



カンポロンゴ、ポルドイ、セッラ、ジャウ。。。ジロ・ディタリアに出てくる山ばかりです。138㎞コースで標高差4190m!!!ショートの55㎞コースでも標高差1780m。プロも真っ青になるコースですが、参加者全員が「景色を見るだけで価値がある!」と言っています。なぜなら、ドロミーティ山脈はアルプス一の美しさを持っている山です。
このレースの様子は国営テレビでも生中継され、番組の最中に自然環境保護活動やドロミーティの文化保全活動の映像も流れます。ごみを捨てることは禁止とされ、失格対象になっています。
ゆっくりでありますが、日本でもグランフォンドが増えています。参加できなくなった富士ヒルクライムもある種のグランフォンドです。
このような大型レースが増えればいいですね。みんな、積極的に参加しましょう。

2011年6月8日水曜日

富士ヒルくらいム断念!

残念な知らせがあります。仕事の関係で今週の日曜日に開催されるmt.富士ヒルクライムへ参加できなくなりました。
エントリー開始の瞬間を逃すと参加できないぐらい人気のレースで、私もとても楽しみにしていました。まぁ、仕方ないとして来年まで持ち込みましょう。

富士ヒルクライムとは、24kmの山岳タイムトライアルレースで、富士北麓公園から標高2300mの五合目まで1000m以上登ります。スバルライン料金所からタイムが計られ、五合目手前がゴールです。90分以内はいいタイムをされます。65分以内はプロとされます。
富士ヒルクライムは平地で行うタイムトライアルレースとは違って、道がいきなり上がります。スタートまでの時間をどうやって過ごすかとても重要です。
スタートを待つ時間が長いので筋肉がすぐに冷えます。出発する10分前まで筋肉を暖め続けないと心拍数が一気に上がりますし、すぐにアップアップになります。
注意点はもう一つあります。大勢の人の中で走っているために、速い人の後ろにくっつきたい衝動が生じます。しかし、自分のペースを崩さないように気をつけなければなりません。練習以上の運動を求めてしまいますと、体が早い時間にパワーロスします。
さらにもう一つの重要な注意点がありますが、ここで明かしません(笑)。
結局、このような知識を持っていてもレースに発揮できないのでとても残念。せめて、昨年のビデオをもう一度見ましょう。
今年参加なさるすべての方、がんばれ!!!

懐かしい風景


ヨーロッパは熱い夏が始まりました。6月は学校が終わる時期であり、多くの国では学校が長い休みに入ろうとしています。
6月・7月は自転車最盛期の季節でもあります。現在、おフランスでクリテリウム・ドゥ・ドフィネが行われています。開催地はおフランスの南西、オート・サヴア地方です。ちょうどスイスとイタリアの国境の南側です。元々イタリア領土でしたが、イタリア統一戦争の軍事協力の見返りとして、新生イタリア政府がおフランスに譲った地域です。実は大学生の頃、好きな人ができて、ちょうどこの地域の出身でした。何回遊びにきたことか。
ヨーロッパで開催されているレース観戦の一つの楽しみ方は、景色を眺めることですね。
ぜひぜひ円高が続いている間、ヨーロッパへ行きましょう!!!

2011年6月6日月曜日

石垣島トライアスロン2011、パート(1)

遅くなりましたが、石垣!石垣!石垣~ぃ!!!
スポーツは一人でやってもみんなで楽しむものですね。


2011年6月3日金曜日

ジロ・ディ・スヴィッツェラ

5日(日)はクリテリウム・ドゥ・ドフィネがスタート。11日(土)はジロ・ディ・スヴィッツェラ(ツール・ド・スイス)がスタートします。どちらもツール・ド・おフランス前のレースですので、筋肉を温めたいチャンピオンたちがぞろぞろ出てくるはずです。カンチェッラーラもそうですが、シュレック兄弟、カデル・エヴァンスなどが登場。コンタドールはジロの疲労がまだ取れていないはずですので、軽めの練習を開始しているところ。

ドフィネも好きですが、ジロ・ディ・スヴィッツェラのほうが好きです。高校生のころ、スイスに住んだことがありますので、やはり懐かしい。昨年のジロ・ディ・スヴィッツェラは波乱に富んでいました。マーク・カヴェンディッシュがスランプに入っていて、一勝もできなかっただけでなく、派手に暴れ、派手に転び、派手に自転車を壊し、派手に人を巻き込み、いいことは一つもありませんでした(第4ステージはの落車シーンはすごかったです)。
彼がツール・ド・おフランスでやっと勝つことができて、ステージの上で大粒の涙を流しました。その日、J-Sportsのスタジオにいたので本当に忘れられないシーンとなりました。
ドフィネもスイスも日本でJ-Sportsで放送されますので、時差ボケ覚悟の人はぜひ見てください。

その前にカヴェンディッシュの暴れっぷりをご覧ください↓

Contadorはおフランスへ


日本は梅雨の真っ最中で、とうとう自転車に乗りづらい季節になりました。雨ですと、細いタイヤーのロードバイクはパンクしやすいし、マンホールの上で派手にこける人は多くいます(大型バイクでも滑るぐらいですから)。さらに、ブレーキが雨にぬれますと全く効かなくなりますので、ロードバイクはまさに武器と化します。
しかし、雨の少ないヨーロッパではチクリズモは面白くなってきました。
ジロ・ディタリア2011年で華々しい総合優勝を飾ったアルベルト・コンタドール(Saxobank)は、ツール・ド・おフランスにも出ることになりました。

このニュースは実にすごいです。
私の憶測では「コンタドールは出ないだろう」ということでした。あまりにも桁違いの力を示してくれたので、余力をほとんど残っていないだろうし、7月に開催されるツールまでは間に合わないだろうと。
実はグランツールに出ることは簡単なことではありません。山ほどの準備をしなければなりません。
(1)3000kmに絶える体作り
(2)綿密な現地調査
(3)実際のコースの下見
つまり、時間がほとんどありません。
グランツールで勝つには、体調管理はも大事です。前半のステージで勝つよりも、後半のために体力を温存することを優先しなければなりません。つまり、70%の状態でツールに挑み、最初の10日間でさらに体を磨き、完全な体調で後半のレースに挑む。

仕事も人生もそうですが、レースにも企画性が求められるのですね。後は30%の「遊び」をどう使うかの問題ですね。